Gentoo
アップストリーム対応
ディストリビューション
ある程度の知識が必要
結論から
慣れた人には快適、初心者には厳しい。ドキュメントは揃っていますがすべて手作業のインストールで、深くカスタマイズしたい人や組み込み向け rootfs を作りたい人に向いています。
- ベース
- 独立(ソースビルド、OpenRC/systemd 選択可)
- アップストリーム
- 公式アーキテクチャです。ARCH=riscv、~riscv キーワードで、release engineering が rv64gc/rv32gc の stage3(lp64d/lp64/multilib、openrc/systemd、glibc/musl の全組み合わせ)を出しています。ただし stable キーワードを付ける予定は当面ないと公式が明言しています。
- バージョン
- rolling(stage3 rv64_lp64d-openrc 20261026T164559Z)
- ドキュメント言語
- en
- 確認日
- 2026-11-01
対応ボード
- QEMU virt 仮想マシン 公式対応 qemu-system-riscv64 でも qemu-riscv64 user-mode でも可。公式 wiki に QEMU 専用のインストールページがあります
- SiFive HiFive Unmatched コミュニティ対応 コミュニティのメンバーが所有し、wiki のハードウェア一覧に登録されています(SiFive FU740)
- StarFive VisionFive 2 コミュニティ対応 JH7110。wiki では Active/上流カーネル追随と記載
- LicheePi 4A(ライチパイ 4A) コミュニティ対応 TH1520(C910)。コミュニティが標準インストールで動くと登録
- Milk-V Pioneer(SG2042 サーバー向け) コミュニティ対応 Milk-V Pioneer Box(SG2042、64 コア)に開発者の実機があります
- Orange Pi RV2(Ky X1) コミュニティ対応 Ky X1(X60)。コミュニティ登録
- Banana Pi BPI-F3(SpacemiT K1) コミュニティ対応 SpacemiT K1(RVV 1.0)。コミュニティ登録
ダウンロード
導入ガイド
つまずきどころ
- ~riscv(テスト)キーワードしかなく stable はありません。インストール後も不安定なパッケージを受け入れ続けることになります
- そのまま書き込めるイメージは提供されず、stage3 からの手作業インストールが必須です(公式 TODO にも bootable image が残っています)
- rv32 は qemu user-mode でまだバグがあり、クロス/エミュレーションのテストでつまずきます
- multilib と lp64d/lp64 の ABI を混ぜると stage3 を間違えやすいので、まずボードに D 拡張があるか確認してください
RuyiSDK 実測レポート1
RuyiSDK が実機でボードごとに検証した記録です。レポートで導入手順と結論を確認できます。
| 対応ボード | 状態 | バージョン | 最終検証 | レポート |
|---|---|---|---|---|
| StarFive VisionFive 2 | ◐ 基本 | 2.13 | 2024-06-21 | レポートを開く |
状態の意味:good 完全に利用可(デスクトップ起動可)、basic 基本利用可(シリアルで起動可)、part 一部機能のみ、cft イメージはあるが要検証、cfh 対応記載があるが起動失敗、cfi 対応記載のみでイメージなし、wip 発表のみ。
出典6
- gentoo.org/downloads/riscv/
- distfiles.gentoo.org/releases/riscv/autobuilds/current-stage3-rv64_lp64d-openrc/
- wiki.gentoo.org/wiki/Project:RISC-V
- wiki.gentoo.org/wiki/RISC-V_Qemu_setup
- matrix.ruyisdk.org/reports/VisionFive2/Gentoo/README/
- matrix.ruyisdk.org/
出典の全一覧と判定方法は 出典と謝辞