RISC-V ディストロ

NixOS

コミュニティ移植 ディストリビューション ある程度の知識が必要

結論から

宣言的な設定は魅力的ですが、riscv64 は「動くけれど、楽はできない」という状態です。

ベース
独立(Nix/nixpkgs、systemd)
アップストリーム
nixpkgs の nixpkgs-unstable にも stable チャンネルにも公式の riscv64-linux 対応はありません。公式 wiki は「RISC-V プラットフォームは現在すべて実験的」と明記しており、イメージはコミュニティ提供です。
バージョン
26.05(公式は x86_64/aarch64 のみ) · unstable(riscv64 はコミュニティビルド)
ドキュメント言語
en
派生ディストロ
nixos-riscv64(コミュニティイメージ集)、nixos-licheepi4a / nixos-vf2(ボード別 flake)
確認日
2026-11-01

対応ボード

  • QEMU virt 仮想マシン コミュニティ対応 エミュレーションは可能ですが、wiki は一部のプログラムが QEMU 上で segfault すると明記しています
  • SiFive HiFive Unmatched コミュニティ対応 最も初期のコミュニティ移植対象(zhaofengli/nixos-riscv64)
  • StarFive VisionFive 2 コミュニティ対応 JH7110。コミュニティイメージ + misuzu/nixos-vf2 flake
  • LicheePi 4A(ライチパイ 4A) コミュニティ対応 ryan4yin/nixos-licheepi4a のコミュニティ flake

ダウンロード

導入ガイド

つまずきどころ

  • 公式 ISO はなく、コミュニティイメージを使うか自分で cross-compile するしかありません
  • 公式の cache.nixos.org に riscv64 パッケージがないため、サードパーティの substituter(cache.ztier.in や beam.attic.rs など)を追加しないとほぼ全部ローカルビルドになります
  • QEMU 上では動作が不安定です(segfault)
  • コミュニティイメージは特定のカーネル/ファームウェア版に縛られていることが多く、アップグレードで壊れやすいです

RuyiSDK 実測レポート7

RuyiSDK が実機でボードごとに検証した記録です。レポートで導入手順と結論を確認できます。

対応ボード状態バージョン最終検証レポート
LicheePi 4A(ライチパイ 4A)◐ 基本23.052025-03-04レポートを開く
Mars◐ 基本25.052025-04-18レポートを開く
Milk-V Duo シリーズ(Duo / Duo 256M / Duo S)◐ 基本—2025-01-27レポートを開く
Milk-V Duo シリーズ(Duo / Duo 256M / Duo S)◐ 基本—2025-01-27レポートを開く
Milk-V Duo シリーズ(Duo / Duo 256M / Duo S)◐ 基本—2025-04-14レポートを開く
STAR64✕ 起動不可—2025-05-29レポートを開く
StarFive VisionFive 2◐ 基本—2024-12-22レポートを開く

状態の意味:good 完全に利用可(デスクトップ起動可)、basic 基本利用可(シリアルで起動可)、part 一部機能のみ、cft イメージはあるが要検証、cfh 対応記載があるが起動失敗、cfi 対応記載のみでイメージなし、wip 発表のみ。

出典10

出典の全一覧と判定方法は 出典と謝辞