RISC-V ディストロ

openKylin

アップストリーム対応 ディストリビューション ある程度の知識が必要

結論から

中国製デスクトップ OS の RISC-V ブランチですが、ボード対応がバージョンごとに分断されています(3.0 は K3/V100 のみ)。中国製デスクトップスタックを評価したい人向けで、TH1520/K1 の旧ボードの日常用途には向きません。

ベース
独立ビルド(deb/APT + 自前リポジトリ、UKUI デスクトップ)。3.0 は Linux 7.0 カーネル、2.0 SP2 が長期安定版
アップストリーム
独立したディストリビューションです。openKylin コミュニティが自前の deb リポジトリと UKUI デスクトップを持ち、公式には独立したルートコミュニティ OS と位置づけられています(Ubuntu/Debian の直接派生ではありません)。RISC-V は openKylin RISC-V SIG が対応しています。
バージョン
openKylin 3.0(2026-08-31 リリース、ダウンロードページのミラーは 2026-09-18、RISC-V イメージは 2026-08-28 / 2026-10-29) · openKylin 2.0 SP2(2026-08-13 長期安定版、RISC-V イメージは 2025-08-26)
ドキュメント言語
zh
確認日
2026-11-01

対応ボード

ダウンロード

導入ガイド

つまずきどころ

  • 3.0 の RISC-V イメージが対象とするのは SpacemiT K3(Server/Embedded)と V100 だけです。LicheePi 4A / Pioneer は 2.0 SP2 のままです
  • RISC-V イメージは汎用 ISO ではなくボードごとのカスタム版なので、自分のボードに合うものを選ぶ必要があります。RVA23 の qemu イメージがあるのは 2.0 SP2 だけです
  • 3.0 の RISC-V イメージはサーバー/組み込み寄り(Server、Embedded)で、デスクトップ体験とは別物です
  • ダウンロードリンクは download-smp.php?id=xxx のリダイレクトで、実体は cdimage.openkylin.top にあります
  • ドキュメントは中国語が中心で、英語のドキュメントサイトはほぼ空です。RISC-V の話題は主に中国語コミュニティ/SIG が対応します

RuyiSDK 実測レポート10

RuyiSDK が実機でボードごとに検証した記録です。レポートで導入手順と結論を確認できます。

対応ボード状態バージョン最終検証レポート
BIT-BRICK K1◐ 基本2.0 SP22025-09-18レポートを開く
Banana Pi BPI-F3(SpacemiT K1)● 良好2.0-SP12025-01-20レポートを開く
Milk-V Jupiter✕ 起動不可2.0-SP12025-04-05レポートを開く
Lichee Cluster 4A◐ 基本2.0-alpha2024-06-21レポートを開く
LicheePi 4A(ライチパイ 4A)● 良好v2.0-SP22025-09-19レポートを開く
Mars● 良好2.0 SP12025-05-29レポートを開く
Milk-V Pioneer(SG2042 サーバー向け)● 良好2.0-SP12025-03-03レポートを開く
SiFive HiFive Unmatched● 良好1.02025-04-05レポートを開く
VisionFive● 良好0.9.52024-06-21レポートを開く
StarFive VisionFive 2● 良好2.0-SP12025-01-15レポートを開く

状態の意味:good 完全に利用可(デスクトップ起動可)、basic 基本利用可(シリアルで起動可)、part 一部機能のみ、cft イメージはあるが要検証、cfh 対応記載があるが起動失敗、cfi 対応記載のみでイメージなし、wip 発表のみ。

出典14

出典の全一覧と判定方法は 出典と謝辞